向日葵のような君へ~前編~
2時間後―――

辺りは真っ暗。

スタンドにいるのは俺1人。

でも美月なら来てくれる。

俺は、そう信じずっと待っていた。

すると…

???「はぁはぁ…」

誰かの走ってくる声が。

もしかして美月!?

そう思い、周りを見渡すと、

そこに居たのは…

陽菜「やっぱりここにいた。」

陽菜だった。

智也「なんでお前がここに!?」

陽菜「梨沙から聞いた。智也がずっと美月のこと待ってるって」

智也「梨沙が?」


俺はあの時梨沙を振り切ったはず…

なのになんでずっとし待ってるの知ってるん
だ?

陽菜「梨沙、ずっと智也をみてたんだって…でも帰るか様子が全く感じなかったから私に電話してきたの。」

智也「そうだったのか。」

陽菜「智也、もぉ帰ろ?」

智也「でも、まだ美月が…」

そう言うと陽菜は深呼吸をした。
そして…

陽菜「智也!もう目を覚まして!?美月はもう来ない!あの子は約束破ったの!」

そう言った。

陽菜「美月は!逃げたの!智也から!」

智也「そんなわけない!美月はそんなやつじなゃい!」

陽菜「智也!!!現実から目を背けないで!」

陽菜にそう言われ俺は今の現状を受け入れるしか出来なかった。

智也「そんな。美月が…なんで…」

俺はそう言って地面へ崩れ落ちた。

陽菜「智也、一緒帰ろ?」

陽菜は俺に手を差し伸べた。

俺は…陽菜の手を取った
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