向日葵のような君へ~前編~
これは智也にも陽菜にもこの話をしていないのだ…

唯一の心の支えは光琉だった。

光琉だけがあの時私を庇ってくれた。

光琉がいたからこうして話せれるのだ。

サッカーをしている智也の彼女になろうと思ったのだ。

大袈裟かもしれない。

たかがサッカーごときでって思うかもしれない。

でも…私にとってサッカーは全てだったのだ。

それなのに私は大好きなサッカーに私は裏切られたのだ。

この事実が何より辛かった。

だから私はこのことを知らない人が沢山くるこの中学へ来たのだ。

光琉は私なんかの為に強いチームからの誘いを断って着いてきてくれた。
< 16 / 356 >

この作品をシェア

pagetop