向日葵のような君へ~前編~
陽菜「なに?改まって。」

智也「なぁ陽菜。光琉に話そ?」

陽菜「いいの?あんなに隠してたのに…」

智也「俺が今すべきことはこれだから。」

陽菜「分かった…」

そうして智也は全て話してくれた。

美月の過去のこと

智也が怪我をしたこと

陽菜がその間ずっと支えてたこと

俺は予想もしなかった事実に驚いた。

でも智也と陽菜にこれだけは言わないと…

光琉「智也…ごめん。今まで散々酷いこと言って。

俺は美月の事しか考えてなかった。
お前は美月と為を思ってくれてたのに…

陽菜…ありがとう。智也をずっと支えてくれて。しんどかったよな…

陽菜のあの言葉はある意味正しかったのかもな…俺は自分のことしか考えてなかった。」

俺は智也が言った通り美月の事しか考えてなかった。

智也の親友として失格だ…

俺は後悔も罪悪感に押しつぶされそうだった。

顔を上げれずにいると…
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