向日葵のような君へ~前編~
智也「でも美月は来なかった。」

光琉「なぜ美月が行かなかったのか、それは俺には分からない。けど…」

陽菜「けど?」

光琉「きっと美月は今俺達を裏切ったって思ってる。

だから、私が1人なのは裏切ったから。
私が全て悪いって絶対思ってる。

それに俺達5人が最近仲良いのは事実だ。

だから、あいつも少しは思ってるんじゃないかな…

『智也は梨沙と両思いの方が幸せ
俺は玲奈と両思いの方が幸せ
陽菜はあの二人の一緒にいる方が幸せだ』って。

それなら私は黙っておこうって
きっと俺達の幸せを思ってるんだ。」

陽菜「たしかに…きぃはいつも人のためを思うよね。

どんなに自分が傷付いても…

それが、あの子のいい所だもん、」

智也「でも!俺は!まだ美月が好きだ。」

光琉「多分、美月は私といたら幸せになれないって思ってる。」

智也「クソ!!!」

陽菜「これからどうするの?」

智也「美月が言ってた。」
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