向日葵のような君へ~前編~
智也「だよな…実は…玲奈は光琉の事が好きなんだ。

だから特に仲のいい美月のことをめちゃくちゃ嫌ってる。」

陽菜「玲奈のことは知ってたけど…

きぃを嫌ってるなんて…」

智也「多分、光琉がこれから美月の為に色々動いてくれると思う。
けど…多分玲奈が邪魔してくると思う。

あいつはめちゃくちゃ性格悪いからな…

あと…これは自分で言うのはおかしいと思うけど…

梨沙は俺のこと好きなんだろ?」

陽菜「梨沙が智也のこと好きなのは有名だよ。
きぃもきっと知ってる」

智也「だよな…だからこそ梨沙も光琉の邪魔をしてくると思う。」

陽菜「たしかに…」

智也「だから!今度は俺達2人で美月と光琉を支えよう!」

陽菜「そうだね!あの2人に邪魔をさせない!」

智也「となると…俺たち2人はあまり美月と関わらない方がいいと思うんだが。
いいか?」

陽菜「うん…
まだ私たちとは喧嘩してる風を装おう!」

智也「ごめんな…こんな悲しい決断させて」

陽菜「いいの!私はきぃに幸せになって欲しいんだもん!
そのためならもう道は間違えない!」

智也「ありがとう…」

陽菜「さっきからありがとうしか言ってないぞー?笑笑」

俺は陽菜にどれだけ救われただろう。

美月にとって光琉がヒーローなら俺は陽菜がヒーローだな…

智也・陽菜「何があっても邪魔させない!!」

俺達は光琉に内緒でこれを決意したのだった…
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