向日葵のような君へ~前編~
光琉side
俺には幼なじみがいる。
そいつはいつも明るくて元気なやつだと言われる。
でも俺は違うと言うことを知っている。
あいつはいつもみんなの前で強がっているだけだ。
あいつはあのことだってまだ乗り越えれてないのに心配かけたくないからと無理している。
その証拠にサッカーの試合見に来てって言っても何かと理由を付けてまだ1回も来てない。
でもそんなあいつにもとうとう彼氏が出来た。
それもサッカーがめっちゃうまいやつ。
それを考えると美月はよく頑張ったと本当に思う。
よく、幼なじみ間の恋愛を聞かれるが俺はなんとも思わない。
あいつは妹のような存在だ。
きっとあいつもそう。
だから彼氏が出来た時もなんとも思わなかった。
これであいつにも幸せがくるって思ってたのに…