向日葵のような君へ~前編~
玲奈「おーい!光琉君!こっち来て話そ?」

そう言いながら玲奈は私を睨んでいた。

光琉「…分かった。今行く!」

そう言い、光琉は私から離れて行った。

クラス「何あれ?無視したの?」

クラス「せっかく光琉君が可哀想だと思って話しかけてあげたのに」

クラス「幼なじみだからって調子に乗りすぎ


クラス「玲奈ちゃんが可哀想だわ」

なんて悪口があちらこちらで聞こえる。

ほらね、光琉が来るだけでこの反応…

みんな、私に近づいたらダメなんだよ。

大丈夫。私は1人でも大丈夫。

1人でそう悶々と考えているのを光琉と陽菜と智也が見ていたなんて私は気づかなかった。
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