向日葵のような君へ~前編~
それからというものの、俺は何度もあいつと話そうと試みるも…

無視されたり、玲奈ちゃんに呼ばれたりと失敗に終わった。

それは次の日もその次の日もずっと結果は変わらなかった…

智也「光琉、中々苦労してるな…」

陽菜「きぃも頑固というか、さすがというか…」

光琉「まぁ、いきなり話しかけられて同様してるのかもしれないけど…
どうしたもんかな…」

智也「あっ、なら帰りつけたら?」

光琉「はぁ?」

智也「だから!帰りを尾行するんだよ!それで、美月の部屋まで行くんだ!幼なじみだからそれくらいできるだろ?」

光琉「そりゃ、美月のお母さんと話したらできるけど…
それ、怪しくないか?」

智也「大丈夫だろ!光琉だし笑笑」

陽菜「それに、家じゃないとゆっくり話せないでしょ?」

光琉「やっぱり…陽菜もそう思うか?」

智也「俺もそう思う。ちょっと玲奈が邪魔だよな…」

光琉「やっぱり玲奈ちゃんのは故意的か…
でもなんで。」

智也「全く!光琉君は鈍感ですなー」

光琉「何がだよ!」

智也「まあ、これは置いといて…お前玲奈のことは俺と陽菜に任せろ!」

陽菜「だから光琉は今日の放課後きぃの家でゆっくり話してきな。」

光琉「ありがとう」

で、今俺は美月の後をつけている。
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