向日葵のような君へ~前編~
美月「お願いがあるの」

母「なに?」

美月「私が車椅子なのは両足骨折しているからって事にしといて」

母「光琉君には何って言うの?」

美月「光琉にも言わない」

母「そう。わかったわ。でも、本当にいいの?」

美月「何が?」

母「ううん。なんでもない」

美月「ごめんね…お母さん」

母「えっ?」

美月「ごめんね…ごめんね…」

母「美月…」

私は悔しくて申し訳なくて涙が止まらなかった。

私その日お母さんの腕の中で抱きしめながら眠った。
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