向日葵のような君へ~前編~
美母「それは、私からは言えないわ…
ごめんなさい…

でもね…あの子いつもこう言うの…

『光琉は私のヒーローだ』

って。お願いがあるの…

あの子を助けてください」

そう言って美月のお母さんは俺に頭を下げた

美母「美月を助けて…光琉君」

俺が本当に助けることができるんだろうか…

こんな俺で?

光琉「俺は…あいつを救えるんでしょうか」

美母「もちろんよ、だって光琉君は美月のヒーローなんでしょ?」

そう言って美月のお母さんは俺に笑顔を向けた。

どことなく美月に似ているその笑顔に俺は何故か涙が出そうだった
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