向日葵のような君へ~前編~
どうして、君も泣きそうな顔をしてるの?
どうして、別れようって思ったの?

それが聞けたらどんなに楽なんだろうな…
でもきっと智也のことだから理由は言わないよね…

智也、智也は幸せになってね。

私はそう願いを込めながら智也の背中を見守った。

智也が見えなくなって私はしゃがみ込んだ…

目を閉じると流れてくる数々の智也との思い出…

どんだけ辛くても智也のことはずっと好きだった…

それも今日が最後なんだね…

今までありがとう私はそう思いながら沢山泣いた

暗くて静かな公園に私の泣き声が響いていたような気がした
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