向日葵のような君へ~前編~
美月「ちょっと、なにやってんのよ!」

光琉「何ってお前に貸すんだよ。はい、次下も脱ぐからあっち向いてー!」

美月「ちょっと待ってよ。光琉は体育どうするの?ってか下脱ぐって光琉制服持ってんの?」

光琉「今日体育だるくてサボりたかったの!ちょうどいい理由が出来て良かったー笑笑
着替えは持ってるから安心してー」

美月「サボるって、光琉はそんな子じゃないでしょ!」

光琉「細かい事は気にしない!ほら、早く着
替えないと始まっちゃうぞー」

美月「でもぉ…」

光琉「先生にはお腹痛くて保険室いますって言っといて」

美月「…」

光琉「そんな申し訳なさそうな顔すんな
そんな顔されたら俺のイケメンな行動が無駄になるだろ!」

美月「ふふふふ…それもそうだね!」

いつもそうだ。

光琉は私に手を貸してくれる。

困ったら1番に気づいてくれる。

しかも私に申し訳なさを感じさせないように笑わしてくる…

本当に困った幼なじみだ。

でも私はそれが心の支えだ。

だから

美月「ありがとう」

ちゃんと言葉にしなきゃね!

美月「いつもありがとう(ㅅ´ ˘ `)♡」

光琉「うん、その笑顔があれば十分!
ほら!行きな!」

その言葉で私は走り出した。
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