向日葵のような君へ~前編~
智也の家―――

ピーンポーン…ガチャ

玲奈「はーい、って美月ちゃん!どうしたの?」

そうだった。

智也の家に行くんなら玲奈ちゃんにも合わないといけなかったんだ。

美月「智也のお見舞いにきたんだけど、智也は大丈夫かな?」

玲奈「えっ?お見舞い?」

美月「うん、風邪引いたって聞いたんだけど。」

玲奈「智也は風邪なんか引いてないよー!そんなことも知らないの?笑笑」

美月「えっ、でも智也から朝そうメールが来たんだけど。」

玲奈「智也は病院に行くから今日休んだんだよ」

美月「病院?なんで?」

玲奈「それも知らないの。呆れる…美月ちゃんって本当に智也の彼女なの?」

美月「……い、今智也はどこ?」

玲奈「家にいるけど。陽菜ちゃんといるよ」

美月「えっ、陽菜?」

玲奈「うん、なんか智也が呼んだらしいよ」

美月「なんで。」

玲奈「さあ、陽菜ちゃんの事が好きだったりして。」

その後のことは覚えてない。

ただただショックで…

学校のことと言い

智也のことと言い…


今の私にはもうキャパオーバーだった。

はぁ、私はどうするのが正解なんだろう。
誰か教えてよ…
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