向日葵のような君へ~前編~
いや、ちょっと、待てよ。

俺に聞こえたってことは美月にも聞こえてるよな。

そう思い、隣の美月を見てみると。


そこには明らかに不機嫌な美月の顔が。

えっと。

これは美月ちゃん、たいそうご立腹ですね。笑笑

はやく、しないと切れてしまう。

こいつは普段は温厚でふわふわとしているが…

切れたらチョー絶怖い。

だから何とかしないと。

そう思い俺はこいつの手を握った。

まぁ照れるから寒いとか訳の分からん言い訳をしながら、

案の定美月は驚いていたがそれよりも嬉しそうだった。

手を繋いでブンブンしながら鼻歌を歌う彼女はとても可愛かった。

やべぇ。
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