向日葵のような君へ~前編~
突然
あなたはいつからそうなってしまったの?
6月―――
最近智也がなんかおかしい…
話かけていても上の空…
好きなサッカーの話にも食いついてこない。
1ヶ月くらい前には選手権絶対優勝するって光琉と言っていたのに…
美月「大丈夫?なんか最近おかしいよ?なんかあったの?私で良ければ相談にのるよ?」
智也「ありがとう。でも大丈夫!ちょっと疲れてるだけ、心配すんな!」
美月「そっか、ならいいんだけど…」
まただ、また、智也はそんな顔をする。
なんで私が話かけたら、そんな悲しい笑顔を見せるの?
さすがに光琉も陽菜もおかしいって気づいているけど、智也からの返答は私と同じ感じらしい…
選手権は優勝こそ出来なかったが智也は大活躍だったらしい。
光琉が言うには部活を最近サボっているらしい。
智也がサッカーサボるなんて考えられない。
だって智也は自他共に認めるサッカー馬鹿なんだよ?
何かサッカーであったのかな?
私には言えないの?
不安募っていくばっかだった…