一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~
「だ、だから……璃子の……新しい髪型を確認したくて」
「お前ならそれだけの理由で帰って来そうだが、なんかいつもと違う。一体なにを隠してる?」
俺の追及に、京介はブンブン首を横に振った。
「な、なにも」
「その狼狽え方がおかしいんだよ。いつものお前なら、璃子が俺の家にいる時点で大騒ぎするだろうが。だが、そのことには全く触れない」
俺が厳しく問い質すと、彼は俺から視線を逸して言い訳する。
「……それはお前が璃子離れしろって煩く言ってたから」
「でも、璃子が髪切ったくらいで帰って来た。矛盾しまくりだ、京介」
「そ、それは……。匡、頼む。もうなにも聞かないでくれ」
京介は急に椅子から立ち上がり、カーペットに座って土下座した。
「璃子に嫌われたくないんだ。後生だから聞かないでくれよ」
こいつが親友の俺に土下座までする。
もっとしつこく追及すれば口を割るだろうが、俺も鬼ではない。
「お前ならそれだけの理由で帰って来そうだが、なんかいつもと違う。一体なにを隠してる?」
俺の追及に、京介はブンブン首を横に振った。
「な、なにも」
「その狼狽え方がおかしいんだよ。いつものお前なら、璃子が俺の家にいる時点で大騒ぎするだろうが。だが、そのことには全く触れない」
俺が厳しく問い質すと、彼は俺から視線を逸して言い訳する。
「……それはお前が璃子離れしろって煩く言ってたから」
「でも、璃子が髪切ったくらいで帰って来た。矛盾しまくりだ、京介」
「そ、それは……。匡、頼む。もうなにも聞かないでくれ」
京介は急に椅子から立ち上がり、カーペットに座って土下座した。
「璃子に嫌われたくないんだ。後生だから聞かないでくれよ」
こいつが親友の俺に土下座までする。
もっとしつこく追及すれば口を割るだろうが、俺も鬼ではない。