一生、俺のそばにいて～エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで～

京介と学生時代の話をしながら、明け方まで飲み続けた。

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「ちょっと、もう朝の七時よ。ふたりとも起きなさい！」
璃子が俺と京介の頭を新聞で勢いよく叩く。
「いってー」
頭を押さえながらソファから起き上がると、床に転がっている京介も顔をしかめながら立ち上がった。
どうやら京介と酒を飲んでいるうちに寝てしまったらしい。
璃子に叩かれたせいというよりは、二日酔いで頭が痛い。
「ふたりとも酒臭い。ウィスキーの瓶が空になってるけど、昨日何時まで飲んでたの？」
仁王立ちで俺と京介を見据える璃子に「明け方くらいかな」と答える。
「今日仕事なのにそんな時間まで飲んでたの？バカねえ。もうちょっと社会人としての自覚を持ちなさいよ」
「はいはい」
ガミガミ説教する彼女の言葉に適当に頷き、「俺、シャワー浴びてくる」とバスルームに逃げ込む。
シャワーを浴びながら、この場にいない璃子にボソッと文句を言った。