一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~
9,彼に守られて
「う……ん、匡」
自分の声で目がパッと覚めた。
ここは……匡のベッド。
それより気になるのは、自分の腰にしっかりと巻き付いている彼の手。
そう言えば、怪我の具合は?
彼の手の痣を確認すると、だいぶ腫れが引いていて安心した。
よかった。これなら病院に行かなくても自然に治りそう。
彼の手をそっと外そうとしたら、首に匡の吐息がかかってドキッ。
背後から彼に抱き締められていることに胸がキュンとなる。
彼が起きている時には絶対にありえないシチュエーション。
もうちょっとこのままでいようかな。
きっと匡は私を枕と間違えているんだ。
そう思ったのだけど……。
「……長谷川〜、今日の予定全部キャンセルしないとこうだ」
そんな彼の寝言が私の耳元でしたと思ったら、いきなり匡が私の脇をくすぐってきて……。
「きゃあ!」と叫んで抵抗すると、私の肘が彼の顔面にヒットした。
「うっ……痛て」
自分の声で目がパッと覚めた。
ここは……匡のベッド。
それより気になるのは、自分の腰にしっかりと巻き付いている彼の手。
そう言えば、怪我の具合は?
彼の手の痣を確認すると、だいぶ腫れが引いていて安心した。
よかった。これなら病院に行かなくても自然に治りそう。
彼の手をそっと外そうとしたら、首に匡の吐息がかかってドキッ。
背後から彼に抱き締められていることに胸がキュンとなる。
彼が起きている時には絶対にありえないシチュエーション。
もうちょっとこのままでいようかな。
きっと匡は私を枕と間違えているんだ。
そう思ったのだけど……。
「……長谷川〜、今日の予定全部キャンセルしないとこうだ」
そんな彼の寝言が私の耳元でしたと思ったら、いきなり匡が私の脇をくすぐってきて……。
「きゃあ!」と叫んで抵抗すると、私の肘が彼の顔面にヒットした。
「うっ……痛て」