一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~
璃子の頭を撫でると、サイドテーブルに置いたスマホを手に取り、リビングに戻る。
仕事のメールを確認しようとスマホの画面を見たら、弟からラインが来ていた。
【璃子ちゃん無事に着いた?】
そのメッセージを見てイラッとした俺は、直に文句のひとつでも言ってやろうと電話をかけた。
俺からの連絡を待っていたのかすぐに電話が繋がって、弟のどこか楽しげな声が聞こえた。
『どうしたの、兄貴?』
「どうしたのじゃない。どういうことか説明してもらおうか。なんで璃子が俺のマンションにいるんだよ」
冷ややかに問えば、直は驚いた様子で言う。
『あれ?璃子ちゃんから理由聞いてない?彼女のアパートに下着泥棒が出たらしくって』
白々しい。……ふたりで口裏を合わせたな。
直から本当のことを聞こうとしたのだが、これは無理かもしれない。
弟は一見素直で穏やかな性格に見えるが、結構計算高い。
「その理由で俺が納得するとでも?」
仕事のメールを確認しようとスマホの画面を見たら、弟からラインが来ていた。
【璃子ちゃん無事に着いた?】
そのメッセージを見てイラッとした俺は、直に文句のひとつでも言ってやろうと電話をかけた。
俺からの連絡を待っていたのかすぐに電話が繋がって、弟のどこか楽しげな声が聞こえた。
『どうしたの、兄貴?』
「どうしたのじゃない。どういうことか説明してもらおうか。なんで璃子が俺のマンションにいるんだよ」
冷ややかに問えば、直は驚いた様子で言う。
『あれ?璃子ちゃんから理由聞いてない?彼女のアパートに下着泥棒が出たらしくって』
白々しい。……ふたりで口裏を合わせたな。
直から本当のことを聞こうとしたのだが、これは無理かもしれない。
弟は一見素直で穏やかな性格に見えるが、結構計算高い。
「その理由で俺が納得するとでも?」