一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~
目を擦りながら尋ねたら、彼はシートベルトを外しながら答えた。
「いや。まだ宿にはついていないが、観光がてらお昼にしよう」
「観光……お昼……」
目の前には【伊豆金山】と書かれた看板が置かれていて、その横には休憩所のようなお店が何軒か並んでいる。
どうやらいつの間にか伊豆に着ていたらしい。
腕時計を見れば、時刻は午後一時すぎ。
私もシートベルトを外すと車を降りた。
匡も車を降りて、ふたりで近くの店に入る。
金にちなんだ土産物が並んでいるが、彼はそれに目もくれず、奥にあるレストランに向かう。
土曜日だからか家族連れがちらほら。だが、混み混みではなく、落ち着ける雰囲気。
窓際の席に匡と向かいあって座ると、店員さんが水とメニューを持って来た。
「お前、ぐっすり寝てたな」
メニューを受け取った匡が私に目を向ける。
「天気もいいせいか、すごく眠くなっちゃって。あと、匡の運転が上手いのもあるかも」
「いや。まだ宿にはついていないが、観光がてらお昼にしよう」
「観光……お昼……」
目の前には【伊豆金山】と書かれた看板が置かれていて、その横には休憩所のようなお店が何軒か並んでいる。
どうやらいつの間にか伊豆に着ていたらしい。
腕時計を見れば、時刻は午後一時すぎ。
私もシートベルトを外すと車を降りた。
匡も車を降りて、ふたりで近くの店に入る。
金にちなんだ土産物が並んでいるが、彼はそれに目もくれず、奥にあるレストランに向かう。
土曜日だからか家族連れがちらほら。だが、混み混みではなく、落ち着ける雰囲気。
窓際の席に匡と向かいあって座ると、店員さんが水とメニューを持って来た。
「お前、ぐっすり寝てたな」
メニューを受け取った匡が私に目を向ける。
「天気もいいせいか、すごく眠くなっちゃって。あと、匡の運転が上手いのもあるかも」