一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~
「キャッ!」
「璃子!なにかあったのか!」
私の悲鳴で匡がやってきて、頭が混乱した。
「もう、来ないでよ!なんでもないから!」
そばにあった洗面器を匡に投げつけ、しゃがみ込む。
彼はひょいと洗面器をよけ、私に背を向けてソファがある方に戻っていく。
「はいはい、なんでもないね」
彼の姿が消えても、不安に襲われた。
匡に見られただろうか?
でも、見たなら絶対になにか突っ込んで聞いてくるはず。
自分に言い聞かせ、シャワーを浴び終えると、髪をドライヤーで乾かして、籠に置いてあるホテルの寝間着に着替える。
「なに……この寝間着?生地は薄いし、ひざ丈までしかない。浴衣とかバスローブじゃないの?」
じっと寝間着を見て焦るが、下着が透けていなくてホッとする。
ソファでゴロゴロしている匡のところに戻ると、彼は自分で結び直したのか、またタオルで目隠しをしていた。
「匡、私の裸見たでしょう!」
「璃子!なにかあったのか!」
私の悲鳴で匡がやってきて、頭が混乱した。
「もう、来ないでよ!なんでもないから!」
そばにあった洗面器を匡に投げつけ、しゃがみ込む。
彼はひょいと洗面器をよけ、私に背を向けてソファがある方に戻っていく。
「はいはい、なんでもないね」
彼の姿が消えても、不安に襲われた。
匡に見られただろうか?
でも、見たなら絶対になにか突っ込んで聞いてくるはず。
自分に言い聞かせ、シャワーを浴び終えると、髪をドライヤーで乾かして、籠に置いてあるホテルの寝間着に着替える。
「なに……この寝間着?生地は薄いし、ひざ丈までしかない。浴衣とかバスローブじゃないの?」
じっと寝間着を見て焦るが、下着が透けていなくてホッとする。
ソファでゴロゴロしている匡のところに戻ると、彼は自分で結び直したのか、またタオルで目隠しをしていた。
「匡、私の裸見たでしょう!」