キミからの「好き」って、信じていいの?
「桃音!」



後ろを振り向く、とゆゆちゃんがこちらに手を振ってくれていた。



「ゆゆちゃんは今帰り?」



「うん、やっと喫茶店っぽい見た目になってきたよ〜!めっちゃ楽しい!この時間がずーっと続けばいいのにねっ」



「そうだね!私のクラスも順調だよ〜、あと少しだから、やり残しがないように頑張らなきゃ」



来年はクラス替えがあるから、このクラスでの文化祭は最初で最後。



後悔しないよう精一杯頑張りたい!



「桃音、忘れてないでしょうね?告白大会のこと」



ドキッと心臓が飛び上がった。



ドキドキと心臓がどんどん悲鳴をあげていく。



呼吸まで浅くなって、うまく空気が吸えなくて。



「だ、大丈夫?今からそんなに緊張してるの?」



心配そうな顔をしているゆゆちゃんを元気づけるかのように、微笑んだんだけれど顔が引きつってしまったのが自分でもわかった。


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