キミからの「好き」って、信じていいの?
「へぇ〜!まぁ、桃舞くんはいいところいっぱいあるから言いやすいね〜」



「たしかにね。ちなみにわたしたちトップバッターだからね!」



「えぇっ!なんで!?」



一番なんて聞いてないよ!



でも、後ろになればなるほど緊張感は増していくよね……!



でも、真ん中くらいがよかったよ〜。



私が不満そうな顔をしたのか、ゆゆちゃんは理由を話してくれた。



「いい?成海くんは、きっとたくさんの人から告白されるよ?だから私たちが一番に告白すれば、印象も強まるし、どちらかは選ばれる確率があがるはず!」



「ゆゆちゃんって実はめっちゃ頭がいいの?」



「まぁね!なんて冗談だよ〜。私はそんなに頭がいいわけではないよ!クラス四位くらいだけど!」



「十分でしょ!」



たしかにそういえば、成海くんに質問していた問題ってどれも難易度が高かったような気がする。



ゆゆちゃんって、なんでもできるんだなぁ。



勉強も運動も得意だし、行動力もあるし明るくて優しくて。



でも、私だって桃舞くんを好きって気持ちだけならだれにも負けないからっ!


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