キミからの「好き」って、信じていいの?
そして、文化祭当日。



「そっち準備できてる〜?」



「大丈夫!」



「これってどこに置くんだっけ?」



「こっちだよ〜」



私たちは慌ただしく動き回っていた。



飲食系だと、どうしても当日準備しなければならないことが多くて。



私は調理班のメンバーに指示を次から次へと出しながら、自分でもクレープの準備を進めていった。



「大丈夫?なにか手伝うことある?」



「真凛ありがとう!じゃあ、この生クリーム泡だてておいてくれる?」



「はーい!」



私はなにひとつとしてミスが起きてない現状に安心しつつ、さらに気を引き締めてフルーツを切っていった。



クレープ以外にも飲み物を販売することになっているから、そのメニューの最終チェックをしつつ私は昨日作ったやるべきことリストにひとつひとつチェックしていった。



「そろそろ開店だよ〜っ、準備はいいかな?」



真凛がそう聞くと、クラスみんなで声をそろえて「OK!」と言った。


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