キミからの「好き」って、信じていいの?
「これからは、このクレープが注文されたらすぐに呼んで!私が全部作るから」



「桃音、大丈夫?さっきからこのクレープ、注文たくさん入ってたよ?」



「真凛は心配性だなぁ。私がこのデザインを担当したんだよ?一番このクレープを早く作れるのは私だから。大丈夫!」



私はにこっと微笑んだ。



「……わかった。じゃあ手伝いが必要になったらすぐ言ってね!私が手伝うから。私だってこのデザインのことなら暗記してあるし、すぐ作れるから!」



「真凛ありがとう!」



私はそのときから自分の作業に没頭した。



「桃音ちゃん、これのソースってチョコだよね?」



「うん、そうだよ。次に作るのはいちごソースだから気をつけてね」



「ありがとう!すごいね、私が次作るものまで確認してて。桃音ちゃんってリーダー向いてるよね〜」



「えっ?そうかな。私、人前に出るのは苦手なんだけど……」



リーダーって言えば、桃舞くんみたいな明るい人がやるべきじゃない?


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