キミからの「好き」って、信じていいの?
「たしかにリーダーとして人前に立つ人もいるけど、桃音ちゃんは周りを見る能力が高いじゃない?桃音ちゃんみたいなリーダーがいてくれたら心強いなぁって」



「あ、ありがとうっ」



まさか、そんなふうに思ってくれる人がいるなんて。



リーダーなんて向いていないって思っていたけれど、それは私が勝手にリーダーはこうあるべきって思い込んでいただけで、私は私らしいリーダーになれればいいのかな……?



そんなことを思いつつ、私はクレープを作りまくった。



「真凛、お疲れ様〜!」



「いやいや、桃音のほうが働いてたって。桃音が来てくれてから、めっちゃスムーズに進んでいったよ!さすが〜っ」



「真凛、褒めすぎだよ〜。私じゃなくてみんなが頑張ってくれただけだから!午後も頑張ろうねっ」



「いや、桃音は午後は休憩してて。私があとはやっておくから!桃音がかなり作ってくれたからあとはまかせてねっ」


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