秘密の恋はアトリエで(後編) 続・二度目のキスは蜂蜜のように甘く蕩けて
理恵は夏瑛に目を向けた。
「夏瑛ちゃん、大変だったんじゃない? そんな騒ぎになったんだったら」
「はい。まあ。でも、美岬が助けてくれるんで大丈夫です」
学祭明け、夏瑛が登校するやいなや、靭也の熱烈なファンに取り囲まれ、事情を説明しろと詰め寄られた。
そこは美岬の出番で、夏瑛がどれだけ一途に靭也を思いつづけてきたか、身振り手振りを交えて熱弁し、そこにいた全員を納得させてしまった。
その後も嫌がらせめいたことをされることもあったが、そのたびに美岬が助けてくれた。
美岬がいてくれなかったらどうなっていただろうと、夏瑛はつくづくその存在に感謝した。
「夏瑛ちゃん、大変だったんじゃない? そんな騒ぎになったんだったら」
「はい。まあ。でも、美岬が助けてくれるんで大丈夫です」
学祭明け、夏瑛が登校するやいなや、靭也の熱烈なファンに取り囲まれ、事情を説明しろと詰め寄られた。
そこは美岬の出番で、夏瑛がどれだけ一途に靭也を思いつづけてきたか、身振り手振りを交えて熱弁し、そこにいた全員を納得させてしまった。
その後も嫌がらせめいたことをされることもあったが、そのたびに美岬が助けてくれた。
美岬がいてくれなかったらどうなっていただろうと、夏瑛はつくづくその存在に感謝した。