神からの試練
慧「すみれ~♡、おいでーー」
すみれ「えーーーー笑。亮平がいいー笑」
亮平「おいで~~♡」
すみれを膝の上にのせて、向かい合わせに座らせる。
俺がスマホでゲームしてると、ずっと俺の方見てきて、なんて可愛いやつなんだよっ笑。
宏太「あのさ......、話があって」
照「どーしたんだよー笑。改まっちゃってさー笑」
宏太「あのさ......」
宏太が真剣に話し出そうとすると、バラバラに散らばっていたメンバーが一か所に集まってきた。
すみれも察したみたいで、俺の膝の上から降りて、隣にちょこんと座り直した。
宏太「朝、社長から連絡があって、これからみんなで事務所に行く。理由は、言われてない...」
翔太「それって......」
亮平「なわけねぇーじゃん?笑。な?いやいや、やっとさ、すみれも慣れてきたんだし!ねぇーって!」
海斗「そ、そうだよ!山ちゃんの言う通りだよ」
すみれ「りょーへい......」
亮平「ん?」
すみれ「大丈夫~?なんか、変だよ?」
うん。大丈夫だよ。
なんて言いながら、すみれを抱きしめたものの、大丈夫なわけねぇーじゃん。
だって、ここまで来るのに色々あったんだからさ…。