極上弁護士の耽溺プロポーズ
そのままキッチンで、激情に駆られた柊一くんに押し倒される。

長い睫毛に縁取られた切れ長の瞳に捕らえられると、一瞬で体から力が抜けた。

「柊一くん……んっ……」

何度も濡れた唇が激しく降ってきて、わたしは瞼を震わせた。

角度を変える度に唇が深く重なり合い、ゾクゾクと甘い痺れが全身を駆け巡る。

「しゅ、うっ……」

情熱的なキスに、わたしはついていくだけで精一杯だった。

それでも自分の限界を超えてでも、柊一くんに応えたかった。

覆い被さる逞しい胸を押し返し、身を起こそうとすると、柊一くんは切なげに眉を寄せてくる。

「嫌か……?」

「ちが……う」

「じゃあなんだ……?」

「柊一くんが好き……。好きだよ……」
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