極上弁護士の耽溺プロポーズ
幼なじみで親友で、お兄ちゃんのように思っていた柊一くんを、こんなふうに好きになるなんて思ってもみなかった。

でももうなんのためらいもない。

柊一くんが好きだ。

柊一くんはわたしの特別な人だ。


愛の行為は幸せに満ちていた。

つながるとそれだけで柊一くんの愛を感じられる。

自分の愛を伝えられる。

刹那でもいいからと、柊一くんはわたしの愛を求めた。

捨て身でついた嘘を、溺れるほどの愛で真実に変えてくれた。

だからこの先はきっと、甘くとろけるような刹那が、永遠に続くような気がした。

「幸せでどうにかなりそうだ…」

囁く柊一くんに、わたしも同じことを考えてたよと伝えると、柊一くんはきれいな顔に、本当に幸せそうな笑みを浮かべた。

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