極上弁護士の耽溺プロポーズ
待ち合わせ場所に現れたマリコは疲れた様子もなく、ハイテンションすぎるくらいだった。
「あー、やっぱ日本のごはんはおいしい!」
ここはイタリアンのお店だけど、と突っ込むのはやめにして、わたしは一向に尽きることがないマリコの商談話を聞いた。
それから、わたしは柊一くんの法律事務所のお手伝いをしていたことを言うと、マリコは目を丸くする。
「え、加賀さんって弁護士だったの! モデル稼業みたいな見た目でそれって、ほんと完璧じゃない!」
「うん……」
今まで柊一くんを褒められるのは幼なじみとして光栄だと思っていたけれど、なんだか今日はこそばゆかった。
柊一くんが恋人だと、実感してきたからかもしれない。
「柊一くんの秘書さんが、けっこうすごいキャラでね」
椎葉さんの話をすると、最初はおもしろそうに聞いていたマリコが不意に考え込むような顔をする。
「あー、やっぱ日本のごはんはおいしい!」
ここはイタリアンのお店だけど、と突っ込むのはやめにして、わたしは一向に尽きることがないマリコの商談話を聞いた。
それから、わたしは柊一くんの法律事務所のお手伝いをしていたことを言うと、マリコは目を丸くする。
「え、加賀さんって弁護士だったの! モデル稼業みたいな見た目でそれって、ほんと完璧じゃない!」
「うん……」
今まで柊一くんを褒められるのは幼なじみとして光栄だと思っていたけれど、なんだか今日はこそばゆかった。
柊一くんが恋人だと、実感してきたからかもしれない。
「柊一くんの秘書さんが、けっこうすごいキャラでね」
椎葉さんの話をすると、最初はおもしろそうに聞いていたマリコが不意に考え込むような顔をする。