Love+War
ネクタイをわざと絡ませて海彩に直させる
海彩の耳にかけるように吐息を吹き掛ける
こうすれば少しは意識してくれる…と思ったが

「出来ました。礼王様」

『…』



海彩は顔色1つ変えずにネクタイを締めたら鞄を手渡してきたのだった





通学の道中は毎日危険が付き物だ
それもその筈、俺が女子生徒に愛想を振り撒いてるのは毎日の攻撃の為だ
そうすれば海彩は俺を一生懸命守ってくれる

海彩が挫いたところで俺がすかさず守るという計画…なのだが




「今日こそ霧島海彩を倒すわ、食らえ!
仁村矢あんパンカツパンみそパン爆弾!!」

「礼王様、私の後ろに」

『…』




海彩は攻撃を受ける毎に強くなっていった






…あ、あれ??
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