Love+War
しかし海彩は懸命に向かってくれてるし俺が溺れてるふりをしてれば助けてくれる
そこをすかさず、水に滴るいい男風でセクシーな俺が海彩を落とす!

所が海彩のボートの後ろの波がやや高く盛り上がっている

これは…もしかして…






そのまま大きな獣の目が現れて息継ぎを始めた
鯨!?何で鯨がこんなところに!?とにかく海彩が危ない
俺も柵を乗り越えて海にダイブする


海彩が乗ったボートは波にさらわれてしまい沈んでいく

海彩を見つけて抱き上げて砂浜まで運んだ




気を失ってる海彩の肩を揺する
『海彩!海彩!』

「…礼王様!?大事ありませんか?傷つけられたりは?」

『そんなことないから!海彩が無事そうで良かった』

海彩を強く抱き締めた




このままいけるか!?
このまま海彩を口説けば少しは意識してくれるのか!?




「海彩ー!礼王ー!」


そのとき、陽向がフェリーで迎えに来た



『お前ふざけんなよ!』

「は?何が?」

「陽向もたまには使えますね」

使えない。少なくともこの状態では使えない!!

海彩は俺の腕からすり抜けてしまったし
フェリーであの愛の障害のフェンスが倒れてるじゃねーか!




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