Love+War
海彩は柔らかく笑うと寝室に向かおうと礼王先輩に背を向けた



礼王先輩は海彩の背中に抱きついた




!!イヤァアァ
もう、ダメだ。砂炎が悶えてしまう

この二人といると砂炎の身が持たない
灰になってしまう…。



「礼王様、眠いのでは?早く寝室に…」

効いてないし!



「海彩が寝てくれないと寝ない。ここで寝る」

粘るなぁ、この人


「…わかりました。ここに布団を敷いて皆で雑魚寝しましょう」

はぁぁあ!?正気なの?さっきの砂炎の話聞いてた?




この男、海彩に何をするか分からないのよ!?


海彩はマジなのか黙って布団を敷きはじめたし礼王先輩も手伝ってる

ま、マジなの?
幼なじみだから普通なの?

この状況下において二人が平常心であるはずがないわ!





気が付けば礼王先輩が右側に寝た
海彩が真ん中に行くかと思いきや海彩は左に寝始める

てめぇ!恥ずかしいからって!




海彩に視線を送れば海彩はこてんと首を傾げている

まさか無意識かよ!
無駄に可愛いな




「真ん中で寝た方が暖かいですよ?」

そーゆー問題じゃないのよ!




まぁ、いいや。
砂炎が真ん中に寝れば海彩の貞操が狙われる確率も減るし







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