私の世界
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1,私の日常
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朝は毎日自分でかけた目覚ましよりも少し早くに目が覚める。体内時計の問題か目覚まし時計のお世話になることは少ない。親に起こしてもらうなんてことはもっとありえない事だ。起きて自分の部屋で髪を括りながら今日一日の予定を思い出す。
今日の予定は…
学校行って部活行って…あ、数学のプリント提出あった。あとは、まあそのくらいか。
そんなことを考えているうちに髪のセットが終わる。前髪は少し巻いてポニーテールこれが私の安定する髪型。そんなことをしているうちに時計は起きてからもう12分後を指していた。急いで階段を駆け下り朝ごはんをつくる。急いで食べて鞄を持ち誰もいない家に向かって一言
「行ってきます!」
そういって出ていくこれが私の朝の日常だ。
返してくれる人は誰もいない。両親は半年前に亡くなった。あれほど抜け出したかった狭く息苦しいこの家の空間は私一人には広すぎる酷く寂しい空間に思えるものになった。