しあわせ食堂の異世界ご飯6
「アリア様、そろそろお時間になります。リベルト陛下がいらっしゃいますので、ほかの方は来賓席へ移動をお願いいたします」
「まあ、もうそんな時間なのね。お姉様、本当にご結婚おめでとうございます」
ルシアがもう一度祝いの言葉を言い、それに両親とシャルルも続く。
「「おめでとう、アリア」」
「おめでとうございます、アリア様!」
ばっちり見ているわねと母ソフィアに言われ、なんだか気恥ずかしくなるアリアだった。
控室にひとり残ったアリアは、ばくばくする心臓を落ち着かせるために手のひらに人の字を書いて飲み込む。
「うぅぅ、緊張しちゃう……!」
じっと座っているとそわそわしてしまうので、鏡の前に行きもう一度自分の姿を確認する。
けれど、何度見ても変わるものではない。
思わず百面相のように顔を変えていると、くつくつと笑い声がアリアの耳に届いた。
「え? ……って、リベルト様!!」
(嘘、いつから見られてたの……?)
恥ずかしくて、穴があったら入りたくなってしまう。
雪のジェーロによく似合う、純白のウェディングドレス。
「まあ、もうそんな時間なのね。お姉様、本当にご結婚おめでとうございます」
ルシアがもう一度祝いの言葉を言い、それに両親とシャルルも続く。
「「おめでとう、アリア」」
「おめでとうございます、アリア様!」
ばっちり見ているわねと母ソフィアに言われ、なんだか気恥ずかしくなるアリアだった。
控室にひとり残ったアリアは、ばくばくする心臓を落ち着かせるために手のひらに人の字を書いて飲み込む。
「うぅぅ、緊張しちゃう……!」
じっと座っているとそわそわしてしまうので、鏡の前に行きもう一度自分の姿を確認する。
けれど、何度見ても変わるものではない。
思わず百面相のように顔を変えていると、くつくつと笑い声がアリアの耳に届いた。
「え? ……って、リベルト様!!」
(嘘、いつから見られてたの……?)
恥ずかしくて、穴があったら入りたくなってしまう。
雪のジェーロによく似合う、純白のウェディングドレス。