しあわせ食堂の異世界ご飯6
ぽろりと、本音がもれてしまった。
見ると、リベルトは耳まで赤くなってしまっている。
「格好悪いと思うなら、そう言えばいい。……だが、どうしてもアリアを手に入れたくて仕方がなかった。なにに対しても強気で出られるが、どうやらアリアに対してだけは無理らしい」
「…………」
ウェディングドレスに身を包み、こうして一緒に大聖堂の入口にいる。
もうこれだけで、結婚するという意志は固まっているし、やめることなんてあり得ないのに。
それでもリベルトは、アリアがきちんと自分のものであるという言葉がほしかったようだ。
(可愛いなぁ)
アリアはくすりと笑い、リベルトの腕を取る。
「毎日、リベルト様のおにぎりを作らせてください」
そんなおちゃめな台詞をアリアが口にすると、タイミングよく大聖堂の扉が開く。そして同時に、結婚式をひと目見ようと押し掛けた人々の声が耳に届いた。
「アリア、今の言葉……。ああもう、今すぐに抱きしめたい気分だ」
「駄目ですよ! 今から式なんですから。その、ええと……終わるまでは、待ってください……ね?」
「……そうだな」
見ると、リベルトは耳まで赤くなってしまっている。
「格好悪いと思うなら、そう言えばいい。……だが、どうしてもアリアを手に入れたくて仕方がなかった。なにに対しても強気で出られるが、どうやらアリアに対してだけは無理らしい」
「…………」
ウェディングドレスに身を包み、こうして一緒に大聖堂の入口にいる。
もうこれだけで、結婚するという意志は固まっているし、やめることなんてあり得ないのに。
それでもリベルトは、アリアがきちんと自分のものであるという言葉がほしかったようだ。
(可愛いなぁ)
アリアはくすりと笑い、リベルトの腕を取る。
「毎日、リベルト様のおにぎりを作らせてください」
そんなおちゃめな台詞をアリアが口にすると、タイミングよく大聖堂の扉が開く。そして同時に、結婚式をひと目見ようと押し掛けた人々の声が耳に届いた。
「アリア、今の言葉……。ああもう、今すぐに抱きしめたい気分だ」
「駄目ですよ! 今から式なんですから。その、ええと……終わるまでは、待ってください……ね?」
「……そうだな」