しあわせ食堂の異世界ご飯6
「エマさん水はまだかー!?」
「おや、忘れてたよ」
 常連客の悲痛な叫び声を聞き、エマが苦笑する。
「そういえば、水の補充の途中でしたもんね」
「あはは、すっかり忘れてたよ。それじゃあ後はよろしくね、アリアちゃん」
「はい」
 エマの言葉に頷き、アリアは調理を進めていく。
 ちなみに店内では、熱々グラタンの被害者が増えているようだった……。
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