しあわせ食堂の異世界ご飯6
「ああ。料理をしているアリアは好きだからな。それに、この間のおにぎりと豚汁も美味かった。ありがとう」
「……どういたしまして。喜んでもらえたなら、よかったです」
リベルトの大好きなじゃこと梅干しの入ったおにぎりだ。梅干しは手に入れるのに少し苦労したが、嬉しそうに微笑まれたらそれだけで満足してしまう。
(笑顔、可愛い……)
出会った当初はほとんどずっと無表情だったので、笑みを浮かべられたらドキドキしてしまってどうしようもない。
「結婚したら、毎日でも作ってほしいぐらいだ」
「――……!」
まるで日本式のプロポーズのような言葉に、一瞬アリアは言葉を詰まらせる。もちろんリベルトにそのような意図はないのだが、顔が熱を持ってしまう。
「アリア?」
「……毎日は、さすがに飽きてしまいますよ?」
「まさか。アリアの料理に飽きるなんて、あり得ない」
だから安心して作ってくれていいと、リベルトが真顔で言う。本気の本気で、毎日おにぎりでもいいと思っているようだ。
これにはアリアも笑ってしまう。
「駄目です。リベルト陛下には、もっとたくさんの料理を食べてほしいですから。もちろんおにぎりも作りますけど……」
「毎日食べられないのは残念だが、アリアの料理はどれも美味いから楽しみだな」
ああ、早くその日がくればいいのに。
リベルトはそう言いながら、最後にもう一度アリアに口づけた。
「……どういたしまして。喜んでもらえたなら、よかったです」
リベルトの大好きなじゃこと梅干しの入ったおにぎりだ。梅干しは手に入れるのに少し苦労したが、嬉しそうに微笑まれたらそれだけで満足してしまう。
(笑顔、可愛い……)
出会った当初はほとんどずっと無表情だったので、笑みを浮かべられたらドキドキしてしまってどうしようもない。
「結婚したら、毎日でも作ってほしいぐらいだ」
「――……!」
まるで日本式のプロポーズのような言葉に、一瞬アリアは言葉を詰まらせる。もちろんリベルトにそのような意図はないのだが、顔が熱を持ってしまう。
「アリア?」
「……毎日は、さすがに飽きてしまいますよ?」
「まさか。アリアの料理に飽きるなんて、あり得ない」
だから安心して作ってくれていいと、リベルトが真顔で言う。本気の本気で、毎日おにぎりでもいいと思っているようだ。
これにはアリアも笑ってしまう。
「駄目です。リベルト陛下には、もっとたくさんの料理を食べてほしいですから。もちろんおにぎりも作りますけど……」
「毎日食べられないのは残念だが、アリアの料理はどれも美味いから楽しみだな」
ああ、早くその日がくればいいのに。
リベルトはそう言いながら、最後にもう一度アリアに口づけた。