あめ
始業式
「いってきま〜すっ」


「ユカ!待ちなさい!3年生になった
からってそんなにスカート短くしたらダメでしょ!」

私はユカ、
今日中学3年生になった。

「別にいいじゃん!じゃっ」

そう言って、
お母さんを
無視して家を出た。
 
 
〜〜〜ポツポツ〜〜〜

「はあ!?雨??ありえない・・・
傘持って来てないし↓↓」

家を出てから5分も
しないうちに雨が
降って来た・・・


〜〜〜学校〜〜〜

「おはよう・・・」

「うわっ!ユカ!?どうしたの??」

マスカラや少し巻いた
髪の毛がグシャグシャに
なった私を見て
カオリが近づいてきた。

「カオリ〜・・・(泣)雨降って
きてさ〜・・・。ホント最悪↓↓」

カオリとは小学校から
の友達だった

「きっつ〜・・・。あっ!そうだ☆
私マスカラとかビューラー持って来たから
貸してあげるよ!!」


カオリは何でも持っていた。
ケガをしたら
ばんそうこも持っていたし、
休み時間にお腹がすいたらお菓子だってくれた。


「ありがと〜☆☆☆」

マスカラをし終わった
私はカオリに抱きついた☆髪の毛はワックスで
何とかごまかした。

「いいけどさ〜・・・。クラス
変わらないってホント
つまんないね。」

学校全体の人数が少ないこの学校は
3年間変わらない同じ
クラスだった。

「でもさっ!転校生来るらしいよ??☆」

私は何故かいつも情報
が回って来るのが早かった。

「まじで〜☆☆男??女??」

「男☆男☆」

私達はスキな人も彼氏も
いなかったから目をキラキラ
しながら喋っていた☆
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