強引な政略結婚が甘い理由~御曹司は年下妻が愛おしすぎて手放せない~
「あっ、そうだ。おじさんにひとつ聞きたいことがあるんです」
「ん? 何かな」
せっかくこうしておじさんと顔を合わせているのだから、私は最近とても頭を悩ませていることについて尋ねてみることにした。
「真夜の欲しいものって分かりますか」
「欲しいもの?」
そんな私の突然の問い掛けに、おじさんは首を傾げる。
けれど、少ししてその質問の意図に気付いたらしく、にっこりと頬笑んだ。
「ああ、そうか。さては、明ちゃん。あいつの誕生日プレゼントを探しているのかな」
「はい」
もうすぐ真夜の誕生日だ。
七年振りに祝うことができるので、私は張り切っている。
当日は、真夜より早く自宅に帰り、リビングを華やかに飾りつけて、お祝いの料理をたくさん作る予定だ。もちろんケーキもすでに予約済み。
あとは誕生日プレゼントを用意すればいいだけなのだけれど、何をあげたらいいのか分からなくてまだ買っていない。
そこで、真夜の父親であるおじさんにも助けを求めてみたけれど、どうやら真夜の欲しいものは思い浮かばなかったらしい。
「すまないね、明ちゃん。力になれなくて」
「いえ」
やっぱり自分で考えるしかないみたいだ。
いったい真夜は何を貰ったら喜ぶんだろう……。
「ん? 何かな」
せっかくこうしておじさんと顔を合わせているのだから、私は最近とても頭を悩ませていることについて尋ねてみることにした。
「真夜の欲しいものって分かりますか」
「欲しいもの?」
そんな私の突然の問い掛けに、おじさんは首を傾げる。
けれど、少ししてその質問の意図に気付いたらしく、にっこりと頬笑んだ。
「ああ、そうか。さては、明ちゃん。あいつの誕生日プレゼントを探しているのかな」
「はい」
もうすぐ真夜の誕生日だ。
七年振りに祝うことができるので、私は張り切っている。
当日は、真夜より早く自宅に帰り、リビングを華やかに飾りつけて、お祝いの料理をたくさん作る予定だ。もちろんケーキもすでに予約済み。
あとは誕生日プレゼントを用意すればいいだけなのだけれど、何をあげたらいいのか分からなくてまだ買っていない。
そこで、真夜の父親であるおじさんにも助けを求めてみたけれど、どうやら真夜の欲しいものは思い浮かばなかったらしい。
「すまないね、明ちゃん。力になれなくて」
「いえ」
やっぱり自分で考えるしかないみたいだ。
いったい真夜は何を貰ったら喜ぶんだろう……。