強引な政略結婚が甘い理由~御曹司は年下妻が愛おしすぎて手放せない~
「ここじゃだめ! 絶対だめ!」
必死にそう告げると、真夜は自分の唇を塞いでいる私の両手を片手で軽く払いのける。
「じゃあどこでならいいの?」
「えっ」
「どこでなら明を抱いていい?」
熱い視線で見つめられて、私の心臓がドキッと跳ねる。
これからの行為を拒むつもりはない。
初めてだから少しだけこわい気持ちもあるけれど、真夜となら大丈夫。ずっと好きだった相手だから。
ただやっぱりこのまま実家ではいやだ。せめて場所を変えてほしい。
「……私と真夜の家でならいいよ」
恥ずかしくて視線を逸らしながらボソッとそう告げると、真夜は「わかった」と静かに告げた。
「でも、ひとつだけ伝えとく」
「な、なに?」
「このままここで続きをさせてくれるなら、明の実家ってこともあるし一回だけで我慢する。でも、マンションに帰ってからだと、俺もう自分のこと抑えられる自信ないよ。たぶん満足するまで何回もするけど、いいんだな」
「……」
その言葉の意味がすぐに理解できない私は、きょとんとした顔を浮かべて真夜を見つめる。
すると、真夜は優しく微笑み、私の頬にそっとキスを落とした――……
必死にそう告げると、真夜は自分の唇を塞いでいる私の両手を片手で軽く払いのける。
「じゃあどこでならいいの?」
「えっ」
「どこでなら明を抱いていい?」
熱い視線で見つめられて、私の心臓がドキッと跳ねる。
これからの行為を拒むつもりはない。
初めてだから少しだけこわい気持ちもあるけれど、真夜となら大丈夫。ずっと好きだった相手だから。
ただやっぱりこのまま実家ではいやだ。せめて場所を変えてほしい。
「……私と真夜の家でならいいよ」
恥ずかしくて視線を逸らしながらボソッとそう告げると、真夜は「わかった」と静かに告げた。
「でも、ひとつだけ伝えとく」
「な、なに?」
「このままここで続きをさせてくれるなら、明の実家ってこともあるし一回だけで我慢する。でも、マンションに帰ってからだと、俺もう自分のこと抑えられる自信ないよ。たぶん満足するまで何回もするけど、いいんだな」
「……」
その言葉の意味がすぐに理解できない私は、きょとんとした顔を浮かべて真夜を見つめる。
すると、真夜は優しく微笑み、私の頬にそっとキスを落とした――……