会長候補はSweets☆王子!?
「真希、アンタも早くカレシの一人くらい作らなくちゃ」
「ふえっ!? ちょ、ちょっと、涼香ちゃん何を唐突に!」
ユーウツなあたしの心の中を見通したような涼香ちゃんの言葉。
あたしは、今日のジリジリとしたおひさまに負けないくらいに真っ赤になります。
「知らないの? 真希ってば、結構男子からの人気高いんだよ?」
「ひゃうっ/// 冗談言ってあたしを困らせないでよぅ~!」
「ホラホラ、すぐ泣きそうになるんだもん。
真希はウチのクラスの男子たちの『守ってあげたい女子』人気投票、第1位なんだからね」
「ななな、何? それ?」
「校内新聞の余興のよろずコーナーに、各学年ごとのリサーチ&アンケートを作ってるの。それで、匿名のアンケート用紙とメール投票実施したら、真希ちゃん! アンタの名前が急上昇したんだから」
「嘘っ! そんな訳ないでしょ!?
こんなチビでドジで、地味子で……コミュニケーション能力ゼロのあたしなんかを好きになってくれる人なんて、いる訳ないじゃん!」
「そこ! そういうところが男子の『守ってあげたい』願望をねらいうちするのよ!
こないだだって、3組の池永隼人(イケナガ・ハヤト)君から、助けてもらったんでしょ?」
(えっ!? ど、どうして涼香ちゃんがそのこと知ってるの!?)
「はーい、今『どうしてそのこと知ってるの』って思ったでしょ?」
あたしは、反射的にコクンとうなずきました。
「あたしの新聞部員としての情報網は、CIA(アメリカ中央情報局)にも匹敵するハイレベルなんだから!
聞いたよー? 図書室で本の雪崩から、真希ちゃんのことを助けてあげたらしいじゃん。
それで、誰もいない書庫で壁ドン! か・ら・のキス!!」
「ふえっ!? ちょ、ちょっと、涼香ちゃん何を唐突に!」
ユーウツなあたしの心の中を見通したような涼香ちゃんの言葉。
あたしは、今日のジリジリとしたおひさまに負けないくらいに真っ赤になります。
「知らないの? 真希ってば、結構男子からの人気高いんだよ?」
「ひゃうっ/// 冗談言ってあたしを困らせないでよぅ~!」
「ホラホラ、すぐ泣きそうになるんだもん。
真希はウチのクラスの男子たちの『守ってあげたい女子』人気投票、第1位なんだからね」
「ななな、何? それ?」
「校内新聞の余興のよろずコーナーに、各学年ごとのリサーチ&アンケートを作ってるの。それで、匿名のアンケート用紙とメール投票実施したら、真希ちゃん! アンタの名前が急上昇したんだから」
「嘘っ! そんな訳ないでしょ!?
こんなチビでドジで、地味子で……コミュニケーション能力ゼロのあたしなんかを好きになってくれる人なんて、いる訳ないじゃん!」
「そこ! そういうところが男子の『守ってあげたい』願望をねらいうちするのよ!
こないだだって、3組の池永隼人(イケナガ・ハヤト)君から、助けてもらったんでしょ?」
(えっ!? ど、どうして涼香ちゃんがそのこと知ってるの!?)
「はーい、今『どうしてそのこと知ってるの』って思ったでしょ?」
あたしは、反射的にコクンとうなずきました。
「あたしの新聞部員としての情報網は、CIA(アメリカ中央情報局)にも匹敵するハイレベルなんだから!
聞いたよー? 図書室で本の雪崩から、真希ちゃんのことを助けてあげたらしいじゃん。
それで、誰もいない書庫で壁ドン! か・ら・のキス!!」