会長候補はSweets☆王子!?
「平尾台のど真ん中で、結構学校から離れてるけど、これぐらい念には念を入れとかないと、あたしたち陣営の活動方針や、選挙対策の中身が相手側にバレる可能性もあるの」
姫子さんは、窓を開けて外側の芝生公園広場を見渡しながら、俺に言う。
「敵は……池永隼人陣営は、はっきり言っておバカさんみたいだけど、ちょっと気になる情報を聞き付けたからね。
もしやということも考慮に入れて、私達も注意しとかないと」
「姫、塚本さんから何か聞いたのか?」と静也。
「うん。今回の生徒会長選挙も、執行部の慣例で『推薦人以外にも、数名の運動員を候補者が付けられるようになってる』でしょ?
池永陣営には、アドバイザーが一人内定しているらしいわ」
二人の会話がシリアスっぽい感じしたけど、『アドバイザー』って何だ?
そんな名前のビールのブランドがあったみてえな気がするけど、違うか。
「なななな? つまり、参謀が向こうも付いたということですかな?
選挙参謀が」
早坂は、慌てながら姫子さんにたずねている。
「ええ。だから、予断も油断も許されないわ」
姫子さんは、窓を開けて外側の芝生公園広場を見渡しながら、俺に言う。
「敵は……池永隼人陣営は、はっきり言っておバカさんみたいだけど、ちょっと気になる情報を聞き付けたからね。
もしやということも考慮に入れて、私達も注意しとかないと」
「姫、塚本さんから何か聞いたのか?」と静也。
「うん。今回の生徒会長選挙も、執行部の慣例で『推薦人以外にも、数名の運動員を候補者が付けられるようになってる』でしょ?
池永陣営には、アドバイザーが一人内定しているらしいわ」
二人の会話がシリアスっぽい感じしたけど、『アドバイザー』って何だ?
そんな名前のビールのブランドがあったみてえな気がするけど、違うか。
「なななな? つまり、参謀が向こうも付いたということですかな?
選挙参謀が」
早坂は、慌てながら姫子さんにたずねている。
「ええ。だから、予断も油断も許されないわ」