会長候補はSweets☆王子!?
そんな訳で、あたしも半ば引きずられる様な形で、涼香ちゃんに連れられ生徒会室のドアをくぐることに。
「……失礼します」あたしが恐る恐る中を覗き込むと
「よおっ! チーマキちゃん、待ってましたー!!」
思い切りソファの上にリラックスして、だらしなく足を投げ出した池永候補が、憎たらしい程のスマイルでこっちに手を振ってるよ。ハア~。
でも、次の瞬間彼と向かい合って座っている人を見て、あたしは固まってしまった。
「奇遇ね。矢田部さんが池永候補の『推薦人』だなんて」
西村姫子さん!? どうして、彼女がここに?
「同じクラスだけど、改めまして。西村姫子、次期生徒会長選挙立候補者です」
とても冷たい微笑みで、あたしと池永君にサッと視線を走らせる。
そう、こないだの教室での騒動の時、多人数の不良女子生徒さんを制圧した時と同じ眼差しなんだ。
「……は、はい。よろしくお願いします」
「……失礼します」あたしが恐る恐る中を覗き込むと
「よおっ! チーマキちゃん、待ってましたー!!」
思い切りソファの上にリラックスして、だらしなく足を投げ出した池永候補が、憎たらしい程のスマイルでこっちに手を振ってるよ。ハア~。
でも、次の瞬間彼と向かい合って座っている人を見て、あたしは固まってしまった。
「奇遇ね。矢田部さんが池永候補の『推薦人』だなんて」
西村姫子さん!? どうして、彼女がここに?
「同じクラスだけど、改めまして。西村姫子、次期生徒会長選挙立候補者です」
とても冷たい微笑みで、あたしと池永君にサッと視線を走らせる。
そう、こないだの教室での騒動の時、多人数の不良女子生徒さんを制圧した時と同じ眼差しなんだ。
「……は、はい。よろしくお願いします」