会長候補はSweets☆王子!?
「握手はお預けよ。私達は同じクラスメートだけど、今は敵同士。
勝つか負けるか、生きるか死ぬか……勝負ってそういうものでしょ」
まるで感情がこもっていないみたく、淡々とそう告げた。
「何よ……カンジ悪いの」
西村さんに対し、日頃からあんまり良い印象を持っていないらしく、涼香ちゃんが小さく舌打ち。
「永末さん、あなたも新聞部員の端くれだったら、取材対象者に対して先入観を持たないことね」
「な、何よ!?」
「ホラ? すぐにそうやってメンタルをコントロール出来なくなる。
だから、あなたが撮る写真の被写体には、余計なバイアスが掛かってるし、取り上げる記事は『読者が読みたい物』じゃなくて、『自分が読者に読んでもらいたい物』になりさがってるのよ。
さすがの涼香ちゃんも返す言葉がないみたい。
やっぱり、西村さんって怖い人だなあ。
勝つか負けるか、生きるか死ぬか……勝負ってそういうものでしょ」
まるで感情がこもっていないみたく、淡々とそう告げた。
「何よ……カンジ悪いの」
西村さんに対し、日頃からあんまり良い印象を持っていないらしく、涼香ちゃんが小さく舌打ち。
「永末さん、あなたも新聞部員の端くれだったら、取材対象者に対して先入観を持たないことね」
「な、何よ!?」
「ホラ? すぐにそうやってメンタルをコントロール出来なくなる。
だから、あなたが撮る写真の被写体には、余計なバイアスが掛かってるし、取り上げる記事は『読者が読みたい物』じゃなくて、『自分が読者に読んでもらいたい物』になりさがってるのよ。
さすがの涼香ちゃんも返す言葉がないみたい。
やっぱり、西村さんって怖い人だなあ。