会長候補はSweets☆王子!?
「お・ま・え・らー!! いい加減、話きけーっつ!!」
大内君が切れちゃった。無理もないと思うよ。
「……以上5人が西村陣営だね? 西村姫子さん」
「ええ。間違いないです」
「はい、どうも。じゃあ、ついでに池永陣営は、候補者のお前」
まるで何か忌々しいものでも見るかのように、大内君は池永君の方にチラッと視線をやると、次にあたしに向かい、シルバーフレーム越しの目を動かし
「それに、推薦人の矢田部真希さん」
「は、はいっ?」
「いや、だから推薦人なんだろ? 正式な立候補届に記載されてるよ」
(嘘っ!? だって、まだ『推薦人の欄は空欄』だったはずなのに?
どーしてっ!?)
「え? あたし、そんなのにサインした覚えとかないんですけど……」
血相を変えて、大内君が持ってた立候補届の《推薦人氏名欄》を見てみると、そこには確かにあたしの名前が、誰が見ても分かるあたし独特の丸文字筆跡で書かれてあるよ!!
大内君が切れちゃった。無理もないと思うよ。
「……以上5人が西村陣営だね? 西村姫子さん」
「ええ。間違いないです」
「はい、どうも。じゃあ、ついでに池永陣営は、候補者のお前」
まるで何か忌々しいものでも見るかのように、大内君は池永君の方にチラッと視線をやると、次にあたしに向かい、シルバーフレーム越しの目を動かし
「それに、推薦人の矢田部真希さん」
「は、はいっ?」
「いや、だから推薦人なんだろ? 正式な立候補届に記載されてるよ」
(嘘っ!? だって、まだ『推薦人の欄は空欄』だったはずなのに?
どーしてっ!?)
「え? あたし、そんなのにサインした覚えとかないんですけど……」
血相を変えて、大内君が持ってた立候補届の《推薦人氏名欄》を見てみると、そこには確かにあたしの名前が、誰が見ても分かるあたし独特の丸文字筆跡で書かれてあるよ!!