会長候補はSweets☆王子!?
「そんな……おかしいよ! あたし、こんなのサインした覚えなんてないのに……」
じーっとその立候補届の用紙を、穴が開くほど凝視していると
「矢田部さん、今頃になってそんなこと言われても困るよ。
だって、カーボン複写の3枚とも、全部君のサインが入ってて、もう学校内の広報にも届出終了しちゃってるんだからさ」
大内君の言葉で、あたしは引っ掛かったの。
『カーボン』? カーボン紙って、1番上をペンとかの筆記具でなぞったら、下の用紙にもおんなじ文字が写るあれだよね?
ま、まさか……!?
(こないだ、確か図書室に借りてた本を返却しに行った時、『セルフサービス』って書いてあった図書貸し出しカードにサインしたけど、あれ?
あの時、妙にカウンターがゴチャゴチャしてたから、隅っこにあったクリアボードの上で名前を書いて、え? あの下敷きの間に……!?)
やけにななめってるこのサイン、これは!!
「池永君っ!?」
「どしたの? チーマキちゃん」
じーっとその立候補届の用紙を、穴が開くほど凝視していると
「矢田部さん、今頃になってそんなこと言われても困るよ。
だって、カーボン複写の3枚とも、全部君のサインが入ってて、もう学校内の広報にも届出終了しちゃってるんだからさ」
大内君の言葉で、あたしは引っ掛かったの。
『カーボン』? カーボン紙って、1番上をペンとかの筆記具でなぞったら、下の用紙にもおんなじ文字が写るあれだよね?
ま、まさか……!?
(こないだ、確か図書室に借りてた本を返却しに行った時、『セルフサービス』って書いてあった図書貸し出しカードにサインしたけど、あれ?
あの時、妙にカウンターがゴチャゴチャしてたから、隅っこにあったクリアボードの上で名前を書いて、え? あの下敷きの間に……!?)
やけにななめってるこのサイン、これは!!
「池永君っ!?」
「どしたの? チーマキちゃん」