会長候補はSweets☆王子!?
「でも、みんな無事で良かったよ。
……子供たちも、それをかばおうとした佐々木先生も」
全くだ。ササッキー先生は、もうすっかり回復して、リハビリで毎日素振りを繰り返してはお医者さんに注意されてるとか。
何だか笑っちまう。
「亜美ねえは、昔どうしてあたし達のいる園に花を毎日届けてくれてたの?」
「うん。あの頃のみんなは、笑顔がなかったから。
時々、体の調子がいい時に園の近くをお散歩してたら、まだ園に入ったばかりの姫と会ったんだよね」
「あたし、毎日毎日泣いてた。あたしだけじゃなくて、他の子供たちも。
それで、先生たちも少ない人数で心身が疲れ果ててたんだ。
……大きくなって分かったけど、あれが悪循環ってものなんだろうね」
俺は、塚本さんと姫さんの遠い昔の思い出話を聞きながら、窓の外を眺めていた。
頭の悪い俺にも、芝生の上で揺れてる草花がイメチェンしつつあること位は分かるようになっていた。
そして、最近はサワヒヨドリとリンドウという花を『こどものお花じてん』つう本で勉強した。
……子供たちも、それをかばおうとした佐々木先生も」
全くだ。ササッキー先生は、もうすっかり回復して、リハビリで毎日素振りを繰り返してはお医者さんに注意されてるとか。
何だか笑っちまう。
「亜美ねえは、昔どうしてあたし達のいる園に花を毎日届けてくれてたの?」
「うん。あの頃のみんなは、笑顔がなかったから。
時々、体の調子がいい時に園の近くをお散歩してたら、まだ園に入ったばかりの姫と会ったんだよね」
「あたし、毎日毎日泣いてた。あたしだけじゃなくて、他の子供たちも。
それで、先生たちも少ない人数で心身が疲れ果ててたんだ。
……大きくなって分かったけど、あれが悪循環ってものなんだろうね」
俺は、塚本さんと姫さんの遠い昔の思い出話を聞きながら、窓の外を眺めていた。
頭の悪い俺にも、芝生の上で揺れてる草花がイメチェンしつつあること位は分かるようになっていた。
そして、最近はサワヒヨドリとリンドウという花を『こどものお花じてん』つう本で勉強した。