会長候補はSweets☆王子!?
「せ、せ、青銅の剣っ!!」錆び付いた剣を前に、松葉杖を手放した佐々木先生がひれ伏す。
「は? 何ゆってんの?」池永君は苦笑い。
「しかも、こっちのは祭事に使った木製仮面!?」
いつも池永君が被ってる、のっぺりとしたホームベースみたいな穴あき仮面を指差して、全身ブルブル震えている。
「ぎゃああああああああああああああ!!
ど、ど、ど、土偶っ!! 遮光式土偶!!」
机の上で、ユラユラ揺れているキモイグラサンかけた人形の前で、佐々木先生は真っ青になっていた。
「あ、あの……佐々木先生、大内君。ここにある池永君が拾って来たガラクタって、一体なんなんでしょうか?」
あたしは、顔を引きつらせながら恐る恐るたずねる。
「『山門・伊都国』の埋蔵品だーっ!!」とうとう佐々木先生は腰を抜かしてしまわれました。
「じゃ、じゃあ、このうさぎさんのスタンプって!?」
「山門・伊都国女王『姫女子(ひめこ)』幻の金印だよっ!!」
大内君は、それからこう付け加えた。
「国宝に指定されることは間違いない!! それ一個で30億円以上の価値があるぞ!!」
あたしはヘナヘナとしゃがみこんだ。
「なあ、コクホウって何?」池永君だけがマイペース。
「は? 何ゆってんの?」池永君は苦笑い。
「しかも、こっちのは祭事に使った木製仮面!?」
いつも池永君が被ってる、のっぺりとしたホームベースみたいな穴あき仮面を指差して、全身ブルブル震えている。
「ぎゃああああああああああああああ!!
ど、ど、ど、土偶っ!! 遮光式土偶!!」
机の上で、ユラユラ揺れているキモイグラサンかけた人形の前で、佐々木先生は真っ青になっていた。
「あ、あの……佐々木先生、大内君。ここにある池永君が拾って来たガラクタって、一体なんなんでしょうか?」
あたしは、顔を引きつらせながら恐る恐るたずねる。
「『山門・伊都国』の埋蔵品だーっ!!」とうとう佐々木先生は腰を抜かしてしまわれました。
「じゃ、じゃあ、このうさぎさんのスタンプって!?」
「山門・伊都国女王『姫女子(ひめこ)』幻の金印だよっ!!」
大内君は、それからこう付け加えた。
「国宝に指定されることは間違いない!! それ一個で30億円以上の価値があるぞ!!」
あたしはヘナヘナとしゃがみこんだ。
「なあ、コクホウって何?」池永君だけがマイペース。